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夏樹達もその携帯を見ている
「その携帯電源入ってないよ?」
「わざと切ってるんです。大切な人達を護るために…その為には強くなるしか無いんです」
「電源、二度と入れないの?」
「問題が解決したら入れるつもりですよ…」
ギュッと携帯を握り、ポケットに戻した
「僕の話は良いです。お二人は笑顔で居て下さいね…その笑顔が皆を救って元気を与えているんですから」
よしよしと頭を撫でながら言った
「では、そろそろ帰りますね。きちんと食べて体を治して下さいね…又明日お会いしましょう」
手を控えめに振り、病室を出て行った
(皆、元気にしてるかな…俺が居なくても大丈夫かな?探してるって勝手に姿を消したのに何で?恨んでないの?)
トボトボと寮の中に入っていくと…
「なぁ、ちょっと良いか?」
「時間空いてる?」
首を縦に振り、後ろをついていった
5階に着き、部屋に案内された
「何で呼ばれたか分かるか?」
(北村岬)
「嫌、わかりません」
「誤魔化さないでくれるかな?」
(結木灯)
「誤魔化してません。理由教えて下さい」
「なぁ、俺等の目騙せると思った?舞蝶」
ビクッ
「何故そう思うのですか?」
「食堂での殺気と戦い方」
「観念したら?」
「転校3日目でバレたか…」
眼鏡を外し、ウィッグをとった
「久し振り…岬、灯」
「深雪、今まで何処に言ってたんだよ!なぁ、俺等に言えないのかよ」
「言ってもお前等が受け入れてくれる自信が無い…失いたくない大切な奴なんだよ」
「俺等が総長について行ってる理由が分かんないのか?皆、総長に憧れてついてきているんだ。大切なのは皆もなんだよ!」
「皆がどれだけあなたを捜したか分からないんですか?」
「戻ってきてくれよ…頼むから」
「彼奴を片付けたら必ず戻る…それまでは戻れないんだ。なぁ、一つ頼んで良いか?皆に一言伝えて欲しい‘俺が何であってもついてきてくれるか一日考えて答えを出してくれ’と…岬、答えがNoだったら後は任せる。」
「彼奴って何だよ」
「俺の秘密を握る者…知られてはマズい事だ。全国No.3の“神”の総長にな。失態だな」
「彼処、No.4と手組んだらしい…近々潰しに来ると思う要注意人物だ」
「勝てる自信は?」
「はっきり言って総長の居ない族が勝てる自信は無い」
「そう…か。明日、今の返事をくれ。じゃーな」
ウィッグと眼鏡を装着して、部屋を出た
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