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夢小説設定
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そのまま手を伸ばし、髪を撫でた
「ゆっくり寝ろ」
琉生はベッドの端に腕を置き顔を乗せて眠りについた
朝になり、莉兎は目を覚ます
頭がぼーっとしながらも体を起こし、視線をさまよわせる
「琉生…」
「…ん……しゅ…」
体を勢い良く起こした
「っ、また…あの時の……」
下唇を噛み、瞼をおろした
「早く目を醒まして…」
切なそうな声
部屋に響く
瞼を開け、いつもの琉生となっていた
視線を横にズラし、目を少しばかり開いた
「おはよう莉兎」
「おはよう琉生」
「昨日はごめん。今日はずっと傍に居てやるから。俺の1日の時間丸ごと好きに使え」
「学校休んで…一緒に出掛けたい」
「良いよ。深雪と琉生どっちが良い?」
「深雪って言ったら怒る?」
それに首を横に数回振って否定した
「その方が俺も楽。着替えてくるから待ってな」
莉兎の部屋を出て、服を着替える
着替え終わってからリビングに向かって歩いて行く
「とりあえずご飯食べに食堂でも行こうか」
「手繋いでも良い?」
「勿論」
手を差し出し、莉兎はその上に手を乗せて握った
「行こうか」
食堂に向かって歩き出した
「莉兎、食堂着いたら手離しても良いか?親衛隊とやらが最近つきまとうんで、莉兎にそれがいくと嫌だから。」
「…わかった」
「有難う」
スッと虚しく手が離れる
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