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探すのは大変だと思っていたが、案外楽だった
血の匂いが微かにしてくるからだ
「あ、見っけ」
壁に体を預けて肩で息をしている
「保健室行くから立て」
「別に良い」
「立て、引きずってでも連れて行く」
肩に腕を回し、前に一歩ずつ進む
少し時間が経つと、自分で歩いてくれた
保健室は相変わらず保険医が居ない
「中入って、服脱げ。体の傷そのままにしとくと菌が入る…」
大人しくYシャツとTシャツを脱いだ
消毒液などを取り出し、傷を手当していく
「そこまで酷くないか」
傷を一つずつ診ていく
「はい、終了。次、顔」
「は?」
「肌と一体化し過ぎて分かんないけど、血の味がしたんだよ。口の中切れてるんだから頬に怪我してる。違うか?」
「違くねぇ」
「素直だな、」
そう言って、頬の傷も治療した
「終わった、口の中は血が固まるまで傷の場所に触れんなよ。」
「お前本当に何者だよ」
手首を掴まれ、距離が縮まる
髪の毛を叩き、笑った
「気にすんな。」
そう言って、手首の腕を離そうとしたが不可能だった
その真剣な眼差しに捉えられたから
「いつか、分かる。嘘じゃねェ」
「そうかよ」
手首を離し、Tシャツを着た
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