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夢小説設定
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頬に手を添え、ゆっくり距離を縮める
唇が重なる前に瞼を閉じ、重ねた
触れるだけのキス
離れた後、恥ずかしそうに視線を逸らした琉生
「じゃ、仕返しに行ってくる…あー今日はやめとく。莉兎と一緒に居ないとな」
髪を撫でてやり、微笑んだ
「飯行こうか」
踵を返し、ドアに向かって歩くと手を掴まれた
ギュッ
手をつないできた莉兎に頬を緩めた
変装は既に終わっている
エレベーターに乗り、食堂へと向かう
途中で数人乗ってきたが琉生は無反応
莉兎がビクッと肩を揺らしたのを感じ、横を見た
冷や汗を掻いて、隣を見つつ繋いでいる手に力が籠もった
その数人がニヤニヤと笑いながら莉兎を見ている
「莉兎ちゃん。久し振りだねー?」
「…」
「無言なんて酷いな~?」
「…」
「なぁ」
そう言って近付いてくる
「すみませんが、やめていただけませんか?」
莉兎の前に一歩出る
「うるせぇー」
手を横に振られ、眼鏡が虚しく下に落ちた
頬に血が微かに伝う
眼鏡を踏みつけられ、使い物にはならない状態
「クスクス…もう知らねー。此処が広くて良かった」
刹那
顔面を殴った
ドカンッ
壁にぶつかり気を失った
ポーン
目的の階に着き、エレベーターを出た
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