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夢小説設定
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朔夜の横を通り過ぎる瞬間、微かに笑った
「臣、また来ますね」
「あぁ、待ってる。連絡させてもらうよ」
「是非…お待ちしております」
踵を返し、ドアノブに手をかけた瞬間
勢い良く振り返った
パシッ
「いきなり何するんですか?失礼な方ですね」
「お前…何でわかった」
「さぁ、何故でしょう?」
朔夜の拳を掴んだ手を下に降ろし、微笑んだ
「では、これで本当に失礼しますね」
ドアを開け、一度微笑み閉めた
そして部屋に向かって進んで行く
(もうすぐテストか。怠いな…)
エレベーターに乗り、壁に背中を預けた
ふぅ、と息を吐き出し階を押した
エレベーターが閉まりかけた瞬間、手が入ってきた
目を丸くし、その人物を見た
先程の朔夜だ
「何階ですか?」
「…6」
それだけ言って黙った
琉生もそれに合わせるように口を閉ざした
「さっきは…悪、かった」
「!!いえ、大丈夫ですよ。わざわざ謝る為に追いかけなくて良いんですよ」
「///別にそういうわけじゃ……」
そっぽを向いてしまった
6階に着くとダッシュで降りて行った
それにクスリと笑いを零したことは朔夜は知らない
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