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彼奴終わったなとか
いい気味とか言っているが、そんな事耳に入ってない
琉生は相手を睨みつけているだけ
「殺す」
「それが出来ればの話しですよね」
誰もがオタクの姿の奴が負けると思っていただろう
それは
「うらぁぁー」
見事に
「遅い」
打ち消された
拳を避け、腹に拳を叩き入れた
「県No.15かなんだか知りませんけど、総長や幹部が居ない間に潰そうなんて最低な弱小な族の考えなんですよ…潰されるのはあなたです。勝負をするなら正々堂々とやれよ」
黒く妖艶な笑みを向け、去った
その光景を舞蝶の幹部が見ているとは知らずに…
教室に戻り、授業が始まるまで寝ようと瞼を閉じた
甲高い女の声が響く
(五月蝿ェ)
寝起きは最悪のようだ
携帯が鳴り、電話に出た
『琉生~、暇だよ…寂しいよ…来てよ』
「夏樹…今から授業が始まるんですけど」
『僕の事なんかより授業のが大事?』
「どうでしょう…転校してきてからまだ一日もまともに受けてないですから」
『来てよぉ』
(大学まで卒業してるから良いかな…)
「分かりました。今から行きます…」
荷物を手に持ち教室を出ようとした時先生が入ってきた
「何処に行くんだ?」
「帰るんですよ。見て分かりませんか?」
「授業が始まるんだ」
「簡単な授業なんか聞いてられませんし、夏樹と冬樹に呼ばれてるんでさよなら」
「か、海堂達にか…(汗)行っていい」
教室を出て、第一ボタンを開けながら歩いて病院に向かった
病室の前に着き、開けると
「琉生~」
ガバッと抱きついてきた
それをなんとか抱き留め、息を吐き出した
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