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莉兎に聞こえてくる深雪と由良の会話
「何でだ?何で判るんだよ」
荒々しげに吐き出された言葉
「莉兎ごめんな、寝ちゃって」
紅茶を片手に、苦笑いをしながら近付く
その横には由良も居る
「全然良い。大体の話はその人から聞いたから」
「由良が話したのか…俺からは何も無いな。由良の言った通りだから」
「そう。じゃ、帰るな」
「ちょ、待てって。それは駄目だよ!俺何もしてねェじゃん」
「じゃーさ、徒歩で学校まで帰ろうぜ」
「わかった。じゃ、由良またな」
「はい。いつでも電話してきて下さい」
「有難う」
頬に軽いキスをして、莉兎と帰っていった
「それなりに話があったんだろ?」
「まぁ、無くもないけど」
そう言って口を閉ざした
その沈黙に深雪は疑問に思いつつも、歩いていく
「あのさ、琉生は俺のこと嫌いか?」
「あぁー。」
その言葉に肩をビクリと揺らした
「嫌いなわけ無いだろ。嫌いだったらわざわざ男から助けないし、部屋に連れて行くわけ無い。第一俺の事情なんか話さないから」
「…有難う」
抱きついてきた莉兎を受け止め、いえいえと言った
体を離し、深雪の顔を見る莉兎
「どうした?」
「///何でもねー」
そう言って歩き出した
首を傾けながらも、横を歩く
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