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その思いを受け止めて話し出した
「深雪様は栗原の唯一の跡取りです。栗原が世界的に有名になったのは深雪様が自ら行われたことです。何故その様なことをしたかというと、周りから認められなかったからです。跡取りは一般的に男の方ですよね?それに対し深雪様は跡取りには適さないとされ、反感の眼差しや異端者として見られてきました。」
それを真剣に聞く莉兎
「ハーフだからと言っても金の髪に蒼の瞳。なかなか居ません…彼女がどれだけ成果を出そうとも栗原の娘だからと言って実績を否定しました。まぁ、娘が好きな旦那様はその一家を潰していきましたが…そこからですよ…何年も我慢してきたモノが爆発し、族に入ったのは…」
フゥ、と一息置いた
「彼女は一人で独自の技を生み出し、全国No.1のところに一人で乗り込み倒しました。そんな彼女に憧れを持ち単独だった深雪様の周りに人が沢山集まりました。少しずつ心を許したわけです。幹部の皆様は深雪の知り合いだったみたいで、支える為に強くなり幹部になった訳です。辛い過去は私からはお伝えでき兼ねますので…」
苦い顔をして、莉兎を見た
「辛い過去を聞くつもりはない。聞き出すつもりもない」
「では続きをお話しましょう。深雪様は栗原家を世界的に有名にし、やっと周りは認めました。そして、栗原の代表として仕事に行くときは茶色に茶眼にしているのです。」
「認めたならそんなことしなくて良いんじゃないか?」
「深雪様を産んだと云うことで、奥様までを悪く言う人が居るんです。それが嫌で深雪様はウィッグ等を使っています。深雪様は私が言われるのは耐えられるけど、家族や仲間、働いている由良達までを悪く言われるのは絶対に嫌だ…と言いました。本当に周りばかりを大切にする人なのですよ…彼女は。」
寝室がある方に視線を向ける由良
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