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夢小説設定
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深雪は外の景色を眺めている
「眠いから着いたら起こして」
それだけ言って眠りに就いた
由良は車を止め、深雪に毛布をかけた
「深雪様は寝る時間が限られているのでいつも無理をしてらっしゃる。家に着くまでは静かにお願いします」
「はい」
それに笑みをこぼし、由良は運転席に戻っていく
深雪の髪を梳いてから
車が静かにゆっくりと遠回りをしつつ向かっていく
音もなく車が止まった
莉兎が居る方のドアを開け、降ろした
由良は深雪の方に向かい、起こすわけでもない
姫抱きにしたのだ
由良に寄りかかりながら眠っている深雪
莉兎は少なからず由良に嫉妬した
「どうぞこちらへ。案内致します」
家の大きすぎる扉の横にいる二人に目配りをすると、その扉が静かに開く
深雪に対する気遣いだ
中に進み、深雪を寝室に寝かせた
莉兎を待たせている由良は静かにその部屋を後にした
「すみません。待たせてしまった様で…深雪様が起きるまでお話でもしましょうか。深雪様が何をしているか」
「はい、わかりました」
しっかりと答える莉兎
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