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夢小説設定
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授業中なだけあって誰にも気付かれない
そのまま門を出た
莉兎と共に走り、黒の車の窓をノックした
鍵が開き、中に入り込む
「久し振り、由良。元気してたか?」
「はい。そちらの方は?」
「俺のことを知りたがってる人かな?まぁ、教えるんだよね…だから、由良を呼んだわけ。時間通り来てくれて有難う」
由良の頬に唇をつけると、バッと勢い良く離れた
「な、何するんですか///!!」
「頬にキスだけど?怒んなよ」
ムーとしながら、元に戻した
「じゃ、俺を知るためにまず一つだな。家にゆっくり向かって。じゃ、もう一人の俺になるために…」
後ろに行き、着替えた
栗原になるために…
「莉兎、良い?」
「あぁ。」
後ろから出て来た深雪
「どーも。わかる?」
「合ってたら頷いて」
「うん」
「あの世界的に有名な栗原の跡取り?」
「初めまして栗田莉兎さん。栗原深雪と申します。宜しくお願いしますね」
「あ、はい。」
「クスクス、良いよ。いつも通りで」
「あ、ぁ。どれが本当のお前」
「舞蝶の時。族の仲間と居るとき。大切な奴と居るとき。それが本当の俺」
「わかった。じゃ、俺と一緒に居る琉生は本当のお前?」
「あぁ。これは信じて良い。寧ろ信じて無かったら教えないよ」
「有難う。教えてくれて」
莉兎が久し振りに優しく微笑んだ
「じゃ、今日は家でゆっくりしてって」
そう言って茶のウィッグと茶のカラーコンタクトを外した
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