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冬樹は謝るばかり
「ごめんなさい」
「そんなに謝らないで下さい。夏樹も言ってあげて下さいよ…」
夏樹も下を向いている
夏樹も冬樹も一緒に抱き締めた
「お二人共そんな表情しないで下さい。昔何があったかなんてわかりません。でも、冬樹と夏樹の代わりなんて誰も出来ないんですよ。冬樹は冬樹、夏樹は夏樹なんです。代わりが出来る人なんて世界中探しても何処にもいません。自分の存在に自信を持って下さい…そんな瞳しないで何時ものキラキラ輝いてる瞳していて下さい」
「「ぅん。有難うぅ~」」
「元気になって下さいね」
夏樹も冬樹も顔を上げた
頬にキスをしてきたのに琉生は固まった
「「嫌だった?」」
「…嫌。驚いただけです」
(今オタクの姿の俺に何すんの?!)
「「良かった」」
「では、学校がありますので帰りますね。寂しかったら電話して下さいね。暇でしたら出ます」
頭を撫でて学校に向かって歩き出した
寮の中に入り、制服に着替えて朝食を食べ校舎の中に入った
まだ授業が始まるまで時間が少しある
ゆっくりゆっくり教室に入ると一斉に睨まれた
(転校3日目の朝か…)
椅子に座り、空を見た
(舞蝶の幹部が二人ぐらい居た気したんだけど、気のせいか)
授業も何時の間にか始まっていた
昼休みになり、席を立った
食堂に向かい、黙々と食べていると
「なぁ、天龍のメンバー知ってるか?入院したらしいぜ」
「彼奴等態度デカいから潰すなら今だよな」
ガタン
琉生はその男の前に立った
「オタクが何の用だよ」
「入院してる間に潰すなんてあなたの居る族は弱いんですね」
「誰に向かって喧嘩売ってるかわかってんのか?県でNo.15だぞ」
「それでどうかしたんですか?」
何食わぬ顔で言い放った
周りは哀れみの目で見てくる
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