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夢小説設定
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叶は奥から出て来て深雪を抱き締めた
「貴方は貴方の道を進んで行けば良いんです。大丈夫ですよ」
「叶、有難う…俺頑張るよ」
「えぇ。いつでも此処に来て下さい…後、舞蝶を探し回って居る方が一人いらっしゃいます。少し前に公園で会ったと言っている方なんですが、知っていますか?」
「知ってる…かもしれない」
「毎晩その公園に学校を抜け出して行ってる情報が入りましたよ。如何なさいますか?」
「今日あたり行ってみるよ。叶、有難う」
頬にキスをし、バーを去った
「僕…嫌、俺の気持ち知っていてやってるのか?」
その呟きは誰にも届かなかった
学校に戻るのは止め、私服を購入して公園に入って行った
眠気が襲い、ベンチに寄りかかり眠りについた
夜風が頬を撫でる
眠気より寒さを選び、瞼を開けた
「今何時だ?」
「23時30分」
「そうか…帰んないとな」
そう思い立ち上がり、動きを止めた
それはそうだろう
本来返ってくるはずのない返事が返ってきたのだから
「どーも今晩は。舞蝶の総長さん」
「えっと、夜な夜な俺を探し回ってる奴?」
「あぁ、当たり」
「何時間ぐらい起きるの待ってた?」
「3、4時間ぐらい」
「マジかよ…ごめん。起こしてくれれば良かったのに」
「待つの好きだから良い」
「有難うな。えっと名前は?」
「九条朔夜。そっちは?」
「それは秘密。知りたかったら俺を信じさせてみろよ」
「チッ!わかった」
舌打ちしながらも頷いた
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