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夢小説設定
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秋羅は相変わらず見張っているかのように傍に居る気がする
「秋羅さん、何でしょうか?ハワイの日からずっと見てきていますが」
「お前が言ったんだろ?一人で誰にも頼らず見つけてみろって。その口調気持ち悪ぃ」
「言いましたね。気持ち悪いと言われましても、此処は校内ですし、生徒の皆さんが見てますから…僕はこれで失礼します。あー、それと後を付け回さないで下さい。それこそ気持ち悪い」
最後だけ敬語抜きで話した琉生に固まった
そして我に返り
「気付いてたのかよ…」
琉生は今色んな意味で注目の的だ
全国トップ3に入る奴等と対等に口を利き、尚且つ共に行動していることに
「ハァー」
(この視線ウザイ…此処最近何も無いっていうのが逆に怖いな)
廊下を歩きながら、口元に手を添えながら考えている
ハワイに着いた時に切ったウィッグは日本に着いたのと同時に買い換えた
全てはバレ無い為
(星がなんとかしてくれてると有難いんだけど)
その思いは届くのだろうか
「おい、聞いたか?今日転校生が二人来るんだってよ」
「オタクみたいなのは彼奴だけで充分だけどな」
(二人なら違うか…)
「HR始まっから座れ」
そう言うと一斉に座り出す
「もう知っていると思うが、転校生が二人。その内の一名は一年飛び級だ。よし、入っこい」
(…嫌な予感。違うだろ…大丈夫だ、安心しろ俺)
その思いは…
意図も簡単に打ち消された
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