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それに夏樹は顔を綻ばせた
「傍に居ますから寝て下さい」
「琉生は寝ないの?」
「僕は平気なんですよ…馴れてますからね」
(家の仕事で…馴れた。今日も片付けないといけないのあんだけど)
「一緒に寝よう?」
「僕は気にせず寝て下さい…治るものも治らなくなります」
「寝るね」
「はい」
ベッドに入り、瞼を閉じると直ぐに寝息が聞こえてきた
病室を出て携帯で父親に電話をかけた
「私です。今学校で少し事件がありまして、仕事をやるのが一週間後ぐらいになってしまうのですが」
『深雪、何時も敬語はやめてって言ってるじゃん!父さん泣いちゃう』
「はいはい。仕事押しちゃうけど良い?」
『学校生活楽しみなさい。深雪にはすっごく会いたいけどさ~』
「有難う…お休み」
電話を切り、病室に戻っていった
二人の寝息が聞こえてきた
「早く目覚ませよ」
その呟きは空気に溶けて消えた
朝までずっと見ていた
「…ん」
声が漏れた
その声に顔を上げ駆け寄った
「此処…どこぉ?」
「病院ですよ。目覚まして良かったです」
「琉生有難う」
「いえ」
隣のベッドに寝ている夏樹を起こすと冬樹に抱きついた
それを微笑ましく見ていた琉生
(良かった)
「「琉生有難う」」
「お二人が元気に笑顔を見せてくれれば全然良いですよ」
「琉生好き」
「夏樹昨日からずっと同じ事言ってますよ」
「僕のが琉生の事好き」
「お二人共面白いですね。ですが、有難うございます。」
「「////」」
「冬樹は本当に安静にして下さい。手足の骨骨折に肋骨にヒビ。肩の骨にヒビ…」
「これぐらい平気「じゃないですッ!その体はもう貴方だけの体じゃないんです。一歩間違えたら貴方は死んでいたんですよ?もう少し自分の体を大切にして下さい。お願いだから…寝てて下さい」」
冬樹の体をソッと抱き締めた
「怒鳴ってすみませんでした」
辛くて顔を歪めてしまった
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