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夢小説設定
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そんな深雪に困り、体を起こし抱き締めた
「もう良いんだよ…本当に」
「でも、護れなかった…渚を護れなかった。星の大切な兄なのに…あなた達三神家に怨まれても仕方無い。本当にごめんなさい…謝りに行く勇気もなくてすみません」
「誰も怨んで無いよ。深雪は知らないと思うけど、渚は深雪が好きだったんだよ。だから、護れて死ねたこと…きっと喜んでると思う」
「う、そ…」
「本当。家で話すのはいつも深雪のことばっかりだったよ。彼奴の笑顔は俺が護るんだーって!彼奴の笑顔めっちゃ可愛いって言ってた。だから笑顔で居てよ?」
「無理だよ…結局渚が死んだのは俺の責任。俺が殺したも同然なんだから」
「深雪!!!もういい」
「だって、俺と仲良くしてなかったら渚は死ななくて良かっ―!」
唇を塞いだのは唇だった
「もういいよ」
「何で」
「渚を大切に思ってくれて有難う…その気持ちだけは忘れないでいてね。じゃあ僕はもう戻るね」
「…星、有難う。本当に有難う‥でも、ごめんなさい」
「またね」
手を振り去って行く星の背中を見ていた
「渚、こんな私を好きになってくれて有難う‥本当に有難う。支えてくれて励ましてくれて有難う。あなたのこと恋愛感情では無かったけれど、本当に本当に大好きでした…」
瞼を閉じ、涙を流した
「だから、あなたの為にも笑顔でいるから…」
服の袖で涙を拭き、強い瞳に変え踵を返した
まだまだ朝にはならない
ホテルに向かおうとはせず、そのまま違う方面へと歩き出す
その場所は…
「アハハ。やっぱり居たよ」
「バレてた?」
「気配消してたんだけど」
「バッチリ。気配で分かったんだけど…」
そう言って歩き出した
「来ないと置いていくよ」
そう言うと一斉に立ち上がり、駆けてきた
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