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夢小説設定
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しゃがみ込んで目線をあわした
「楓、佑夜、凪斗。総長を支えてやれよ?そして、あまり無理をするな…お前等は周りが見えていない、嫌見る余裕が無いんだ。少し気を楽に持て…がむしゃらになるな」
「でも。がむしゃらにでもなんねーと負ける」
「楓、確かに負けるの嫌だよな。それは分かる…でもがむしゃらになると手当たり次第に倒そうとして余計な体力を使っちまう。だから冷静に周りを見て、敵を倒していけ…俺なりのアドバイス」
「何で舞蝶は強いんですか?」
その佑夜からの問に口を閉じた
「強いとは思わない…俺は弱いよ。凄く弱い…だから護りきれない。心も強くなりたい。いつ自分が壊れるかわからない。だからその限界が来るまで知り合った人を助けて護りたい。その気持ちが強さの元かな?強いの基準が俺にはわからない」
「十分強いじゃねーか!」
凪斗が口を開いた
「相手を抑えつけることが強さ?相手に謝ることが強さ?負けを認めることが強さ?相手を倒すことが強さ?色々な強さがある。だから強さの基準なんてわからない。凪斗は凪斗なりの強さを持っている…」
「んなの分かんねー」
手を掴み拳をつくった
「普通の人より遥かに骨が丈夫。負けたくないという気持ちで日々頑張って此処まで来た証拠、証。逃げたくないから…これも強さ」
「そんなの誰でも「それは違う。俺の族に入ってきて、直ぐに逃げていく奴は五万と居た…覚悟と強さがあるからやっていける。だから凪斗も強さを持っている…自分が強いって認めてやれ。そしたら、もっと強くなる」」
「…っ」
やんわりと抱き締めた
「少しは認めることも大切なんだ。それが強さの元になるから」
背中を叩きながら言う深雪に凪斗はしがみついた
声を殺しながら泣いた凪斗
「泣くのも強さだ。俺はその強さが無い…無くした。意識を取り戻していないあの人と彼奴を失ってから」
(竣……渚)
自分の過去を少しだけ話した
竣とは誰なのか…
分かるのはいつ?
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