風音編
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瞼を下ろし、天を拝むように顔を上にあげた
次の瞬間、光が暁を包む
櫂はその光景を見つめていた
光が収まり姿を現す
神を凌駕する暁が
金よりも美しい髪色に瞳
服は着物に酷似しているが全くの別物
櫂に近付く暁
櫂は堪らず、抱き締めた
「櫂、この姿なら久し振りだね」
鈴のような声
「暁…」
首筋に顔を埋めた櫂
「話し、しよっか」
「暁、暁…っ」
「櫂、どうしたの?」
「愛してる…っ」
「人間の姿の時の私は櫂を愛せない…人と式神との間にそういう感情は持ち出せない」
「わかってる…」
「でも、この姿の時は櫂を愛させて…」
それに櫂は苦しそうに笑った
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