風音編
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触手に覆われた昌浩
「昌浩ッ!」
触手が暁にまで手をのばしてくる
「禮、始末して」
冷たい声音でそれだけ言い、暁は瞼を伏せる
凄まじく冷たい霊気が漂う
暁の体が霊気で覆われた瞬間、触手の中に手を入れた
そのまま昌浩を引っ張り出す
「昌浩ッ!!」
息をしてない昌浩に顔が青ざめた
体を揺さぶるが返答がない
「――それならそれで、ここで命尽きるだけのことだろうよ」
その高於の言葉に暁は
「高於」
「すみません...」
声に含まれた威圧と、暁から漂う空気に謝るしかなかった
暁は高於を一瞥する
「紅蓮を解放しろ」
スッと紅蓮にかかっていた力が消える
紅蓮は直ぐに駆け寄ってきた
その間に昌浩の胸に手を当て微笑
「後は貴方が生きたいと思う心だけ」
紅蓮と入れ違いになるように立ち上がる
周りには未だに沢山蠢いている触手
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