風音編
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千引磐を過ぎ、中へと進む
「蜥蜴、百足。お出迎え有難う」
『お待ちしておりました』
『中にどうぞ』
「有難う。目が覚めるまでそのままにしておいて…」
《昌浩に何かあれば起きるだろうが》
それに苦笑いをするしかなかった
『こちらです』
瑞碧の海の中へ歩みを進める
横になり瞼を伏せ、意識を沈めた
それを見届け、皆下がっていく
暁が目を覚ましたのはそれからかなり日が経った時
ザバッと水の中から体を起こす
「禮、貴船に連れて行ってくれ!!早くッ」
涙を流しながら禮にすがりつく
「間に合わなかったら、俺は…」
《そんな簡単に死にませんよ》
「…ッ、あぁ」
下唇を噛み締め、涙を堪える
《着きましたよ》
「禮、有難う」
《そのような格好では寒いでしょう》
パサッと肩にかけられ、礼を言う
その後直ぐに昌浩へ駆け寄る
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