窮奇編
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肩の傷に触れ、顔を歪める
口の中で神呪を呟くと傷が癒えた
「んー。まぁまぁか…」
ぺしぺしと肩を叩きながら口にした台詞
(血を流しすぎた…立ってるのがやっとなんて情けない)
グラッと視界が揺れ、前のめりに倒れかけたのを支えたのは…
「青龍…か?」
十二神将の青龍が暁を支えたのだ
「礼を言うよ…青龍。有難う」
「チッ!お前は馬鹿か」
「馬鹿だよ…俺は。無力で情けない」
そう言った暁の瞳は哀しみ、辛さが見える
「青龍、有難「宵藍だ」」
顔をバッとあげ、青龍を見た
「それは清明様から貰った至宝だろ?大切な名だろ?そんなに簡単に人に教えて良い名ではない筈だ」
「お前になら呼ばれても良いと思っただけだ。だから呼べ…2つ名を」
「宵…藍」
そう呼ぶと、口元にわかるかわからない程度の笑みをつくった青龍
そして異界に戻って行った
その後、昌浩が来た
理由はわからないが憤激しているようだ
「昌浩、どうした?」
「暁、聞いてよ!」
「あの化け狸に何かされたか?」
的をついた発言に目を丸くする
「取り敢えず部屋に行こうか」
「あ、うん」
昌浩についていき、取り敢えず座る2人
「で、何を言われた?」
カッと炎が点いたかのように話し出した
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