風音編
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最後に腕輪に触れ、顔を上げる
「俺は…今の俺は昌浩を守れない。俺が居なくなったことは上手く誤魔化してくれ。彰子様もお手伝いお願いしますね?」
「は、はい!!」
ニコッと笑って、視線を戻す
「俺が戻ってくるその瞬間まで…頼むよ」
それに皆が頷いた
「最近はカンが良い昌浩に気付かれないようにな?」
もっくんの頭を撫で、昌浩を見つめる
そっと手を伸ばし額へと手を当てた
「私の名を呼べ 必ず舞い戻る」
額に接吻をし、頬を一撫でする
肌身はなさずつけてくれている勾玉を握り、瞼を伏せた
その様子に声をかける者はいない
僅かに光を帯びた勾玉を下におろす
そして、暁は立ち上がった
「禮、」
スッと暁の姿はその場から消え失せた
《暁、やっと休む気になったか》
「まぁ、そろそろ危ないから」
《早く眠りなさい》
櫂と禮の言葉に頷く
「わかってるって」
歩みを中へと進める
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