風音編
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震える瞼を気のせいにする為に
「俺は…どうすれば良いのかわからない」
《行きたかったら行けば良いよ。暁、たまには自分を優先しなよ?自分の気持ちをさ‥》
「俺にはそんなこと出来ない」
《違うね、暁は怖いだけ…自分をさらけ出すのが。受け入れてもらえるかわからない。》
「…ッ」
拳を作り、下を向く
《暁、たまには素直になっても良いんじゃないかな》
「わかんないよ…ッ。素直になることも、全て…人間の感情って複雑すぎてわからない」
足を抱え、溜息を零す
《少し待ってて》
瞬き一つで消えた
暫くすると直ぐに戻ってきた
《昌浩も暁に会いたいって。行っておいで》
「それを聞きに…?」
《そうだよ。》
即答するかのように言う鴇に固まる
《行っておいで。待ってるよ》
それにハッとし立ち上がる
昌浩の部屋が近付く
それに合わせて心臓が早鐘をうつ
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