風音編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
震える瞼をゆっくり開け、体を起こす
《安静にして下さい》
「ごめ…」
禮に寄りかかり、幾度も息を吐き出す
体の調子が元に戻ると、禮に視線を向け礼を言う
《当たり前のことです》
微かに微笑し、暁の髪を撫でてやる
「昌浩は…?」
《もう少しすれば目を覚ましますよ》
チラッと昌浩を見て、それだけ言う
暁は安堵の息を吐き出す
「もっくん、昌浩守れなくて悪かった。」
「何で謝るんだ」
訝し気に見てくる
「俺がもっと早く気付いていれば、昌浩は守れていた」
「それは皆が思っている」
その場はそれっきり静かになってしまった
もっくんは昌浩の顔を上から見る
「おい、大丈夫か。俺がわかるか?」
「うん、大丈夫。…ちょっとまだ、目が回るけど」
上体を起こした昌浩の目の前には暁
「…暁!!」
「久し振り、昌浩。」
「いつ…」
驚愕の表情は変わらない
.