風音編
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禮や控えてる式神が襲いかかりそうだ
「禮もやめろ。俺は大丈夫だから、な?」
安心させるように笑ってやる
「自分が大切にしてる奴が知らないとこで傷ついてるのは嫌だよな。その気持ちはわかる…でも昌浩はその根元じゃない。苛々のやり場が無い時、周りに当たるのは…やっちゃいけないことだ。気持ちの整理がつかなくても。今回の平手打ちは俺が受け取っておく」
「暁は天一を助けてくれたんだろ?」
笑って踵を返す
「俺以外の奴が傷ついていくの見たくないんだ」
禮は朱雀を睨むのを止めない
そんな禮を撫でてやる
「俺は一度帰る…またな」
禮は人型になり暁を抱き締め、直ぐに消えた
その場に残された者の空気は重い
《十二神将、暁に手をあげたこと…忘れるなよ》
櫂はそれだけ言って消えていった
《暁を傷つけ、謝らなかった…我々を敵に回したこと、せいぜい悔いるが良い。》
瀧の声は地を這うようだ
スッと姿を消し、暁のあとを追った
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