窮奇編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
それに深く息を吐いた
(狸めっ)
「得体の知れない人間を邸に置くなど、人が良すぎる」
「昌浩と知り合いではありませぬか」
「それは…知り合って二日目ですよ」
《主、無駄ですよ。諦めるしかないんです》
「暁様の式ですか?何処にいらっしゃるのでしょうか」
「ずっと横に…って見えないのか。白虎」
そういうと顕現した白虎に感嘆の息をつく清明
「俺の式神の白虎…もとい彪。他は今眠っております故お見せできません。前回の戦いで無理をさせすぎた…白虎。三人にあの世界に行くように行っておいて」
「御意」
スッと姿を消し、3人を連れて行った
それに微笑した暁に清明ともっくんは目を奪われていた
「清明様、此処には傷が癒えるまでしか居ることは出来せん。俺の力はわかりますよね?」
「はい。此処は結界があります。昌浩達の為にもお願いできませんかな?」
「…っ。あなたも人が悪い。考えさせていただきます」
もっくんを撫で、立ち上がった
「では、これで失礼いたします。もう昌浩も来ておりますから」
妻戸を開けるとバランスを崩した昌浩が入ってきた
それを支えようとしたが、下敷きになってしまった
「昌浩…重い。あと、狩衣汚れてるから昌浩の服も汚れる」
「わ、わわゎー///ご、ごめんっ///」
暁の上から退き、手を差し出す昌浩
「有難う」
ニッコリというのが適切だろう
満面の笑みを浮かべ、その手をとった
「それでは清明様失礼いたします。体をお休め下さい」
そう言って清明の部屋を出た
(朝か。ちゃんと4人共行ってくれたかな?)
空を仰ぎながら…
.