昌浩の隣で結界の手伝いをする禮を見、その近くで瀧が倒していくのを見る





眼前まで来た恨鬼に今更気づく暁





ぶわっと風が吹く





《ボーっとするな、危ない》





｢有難う、櫂｣





腕の中で礼を告げる





《怪我しやがって…心配かけるなよ》





肩を抱く手に力が込められた





｢ご、ごめん｣





《一度帰らせる》





抱き締めながら、櫂は攻撃をする





｢あ、恨鬼が!!｣





違う何処かへ早々と消えていく





｢何処に？｣





十二神将の天一と白虎が何処かへ向かう





それを見届け、櫂を見上げる





櫂は昌浩の顔を見て暁をおろす





｢暁、ごめん｣





暁は昌浩の方に踵を返した





｢昌浩…｣





ギュッと抱き締められ、目を丸くする





｢ごめん…本当にごめん。暁が俺以外と仲良くするの見たくなかったんだ…｣





｢…｣





｢##NAME1##が居なくて寂しかった。暁が居なきゃ幸せになんてなれないし、暁と幸せになりたい｣





それに息を吸うのを忘れた





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