風音編
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口を僅かに開く
「禍つ風を吹き払え 伊吹よ吹きたまえ」
強い風が吹き、空気は清々しいものへと変わる
「ゆっくりお休み下さい」
スッと姿を消した
異界に戻り、また地上へ
その繰り返しだ
だが、ある日内裏に行くとそこは
「空気が…重い」
中へと入り込み、行成へ近付く
「呪詛だと…」
人の気配がし、外へと出た
外の禍々しい空気を断つために息を吸う
また空気を清々しいものへと変え、踵を返す
(昌浩が来るなんて想定外だ)
内心そう思いながら一度だけ振り向き、早々と歩き出した
スッと姿を消した暁の後ろには辛そうな表情の昌浩がいた
それから暫く経ち、暁は微かに感じる禍々しい空気
そこへと足を向ける
恨鬼が群がっているのが見えた
「凶魔風斬」
霊力の刃が放たれる
周りにいた恨鬼は消え、また前へと進む
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