窮奇編2
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暁の綴じられた瞳からは涙が零れた
昌浩はそれを拭う
白虎はその場から消えた
もっくんも外に出て行く
「暁、ごめ…ん」
ぼろぼろと涙が零れる
声を殺して泣く昌浩
何かが頬に添えられ、瞼を開ける
「何で、泣いてる…の?何か、あった、の?」
その何かは暁の手だった
「暁…ごめん。俺が半人前だから暁に迷惑ばっかかけて…」
「そんなことで泣いてるの?」
「そんなことなんかじゃない!!俺は暁に傷ついて欲しくないんだよ」
「呪詛があるのを気にしないで、やりすぎちゃっただけ。今はその反動でこんなだけど、直ぐ良くなるよ。だから、気にしなくて良いよ」
「気に、するよ。何で一人で抱え込んじゃうの?強がんないで頼ってよ」
「だってそんなの迷惑にしかならない…」
「そんなことないよ。だから、」
暁は体を起こし、昌浩に抱き付いた
昌浩もまた暁を抱き締める
昌浩より遥かに小さい体
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