窮奇編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
妻戸が開き、中に入るように施された
それを開けたのは十二神将のひとりだ
「じい様、この人の怪我治してくれませんか」
「昌浩!良いっ「黙ってて」」
そう言って、ゆっくり下に降ろされる
「治せませんか」
「昌浩、やめてくれ。俺は良い」
「あなた様は?」
肩の傷の痛みを無視し、瞼を伏せた
「人に名を聞くときは自分から名乗るのが礼儀だと思うのですが」
《清明、さっさとコイツを追い出せ》
青龍の顔つきや声に怒気が増す
「青龍…」
「今俺はこの人と話しているんだ。神将が口を挟むな…それとも今俺が言っていることに間違いがあるなら指摘してみろ」
《チッ》
これは青龍に敵意を剥いているようで違う
暁に従う式神達が襲いかかりそうなのを抑えるためのものだ
「そのあからさまな態度は好きだがな。主を大切に思うあまりに誤解を生む…冷たい瞳にも見えるが、空のように澄んだ青の瞳俺は好きだ」
笑顔でそういうと目を見開き青龍は異界へもどっていった
「ほぅ。申し遅れました。安倍清明と申します。この度は孫の昌浩の命を救っていただき有難うございます」
「王城暁…俺はこれで失礼します」
「行く宛はあるのですか?」
「旅の者にそのような場所在るはずがありません」
「今日はこの安倍邸に泊まっていきなされ」
その言葉に暁は固まった
昌浩ともっくんはそれに賛成なのか笑顔だ
「はい?」
「昌浩、直ぐに部屋の準備をしてきなさい。」
昌浩は元気よく返事をし、部屋から出て行った
「魂魄をとばすなど無理をなさいますね…清明様は」
「気付いておりましたか」
「霊力でわかりますよ…神将達の鋭い視線が気になるのですが」
「お前、何者だ?天貴に何かしたら殺す」
「理はどうする?にしても。天一と六合意外静かな奴はいないのか?気性が荒いな、全く…清明様は俺に此処に住まわせるつもりでいらっしゃるでしょう」
「何のことでしょう」
飄々とした顔でいう清明
.