窮奇編2
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袂の裂け目からは呪符が見える
幾重にも巻かれた呪符が
悶絶する窮奇
暁は昌浩に近付く為に走る
昌浩はもう動く力すら無かった
窮奇は叫ぶ
暗赤色の天が割れ、空間が湾曲する
暁は昌浩に手を伸ばした
昌浩に覆い被さる
その直後、凄まじい重力が襲う
昌浩を抱き締め、窮奇から護る
―…護りたい人がいるから…―
「だから、強くなる。」
そう言い、暁は窮奇を見る
刹那
何かがまばゆい閃光を放ち、炸裂した
窮奇の断末魔が響き渡る
「宵藍…」
そしてゆっくり笑う
感謝を込めた笑顔
「昌浩、最後だから行っておいで」
それも手伝い昌浩は飛び起き、剣を握り新たに突き刺した
「雷電神勅 急々如律令―!」
窮奇がやられたのを見て暁は静かに瞼を下ろし、気を失った
目を覚ましたとき、安堵で一杯だ
「昌浩、生きてる…良かった」
言葉に出したのがいけなかったのだろうか
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