窮奇編2
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そして10月も終わりに近付く
暁は日を重ねて痩せていく
「暁、痩せた?」
「今まで少し丸かったからちょーど良いよ」
バッと黒の狩衣を着る
体には神具が複数
暁はとうとう動き出す
「昌浩、行くよ」
踵を返し、スタスタと歩く暁は元気に見える
昌浩は余計心配してしまう
向かう場所は
巨椋池
昌浩の命名した車之輔にのりガタガタと向かう
昌浩の首にかかっている勾玉に目を向ける
それに手を伸ばす
勾玉を掴み、キスを落とした
元の位置に戻し、暁は車之輔が止まるのを待つ
勢いよく止まり、振り落とされる
「いてェ…乱暴過ぎないか」
頭の後ろをさすりながら呟いた
昌浩と車之輔の会話に眉を潜めた暁
そして身を翻した一行
水の音が折り重なり反響している
風は涼しくも重い
「何だここの空気」
暁は周りを見渡す
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