窮奇編2
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
暁は安倍の家で横になっていた
青白い顔は生きているかもわからない程に
昌浩は晴明の元に行く
「じい様!!暁のことでお話しがあります」
「騒がしいのぅ」
「はぐらかさないで下さい」
「うむ。東三条殿に障気があった日に暁は先に着いていた。昌浩と一緒に着いた時には既に暁はあの呪詛を体に移していた、だから昌浩。その体にあるのは僅かしか残っていなかった呪詛にしか過ぎん」
「皆お喋りで困るよ…心配されてんのか、馬鹿にされてんのか。わかんないや」
戸に寄りかかりながら暁は口を開いた
「暁!!」
戸から体を離し、昌浩の前に進む
「そんな顔をするなよ…好きで勝手にやったことだ。お前は彰子様を助けることだけ考えろ。俺の体なんか気にするな。此処に居候してる邪魔な奴と思ってくれ」
暁の顔は凄く悲しく笑う
「俺が勝手にやったんだ。迷惑な奴だと罵ってくれ」
昌浩は首を左右に振り、否定する
涙を流しながら暁を見つめる
.