窮奇編2
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櫂は暁を見続けた
「行かないといけないんだ…ごめんね」
櫂の頬に接吻をして、踵を返した
「それで許してよー」
暁はすっと姿を消した
昌浩と紅蓮、六合を見つけ近付くが
後ろに下がってしまう
チャリ
体を見ると神々がいつも肌身はなさずつけていたモノが首や手首にある
「心配性だな」
心の中で有難うと呟いた
三人に近付き、目を見張る
昌浩が喉をかきむしるようにして苦しんでいる
『この方士、我が呪縛をその身に宿しているわ』
六合が長布で昌浩を包み押さえている
「六合、変わってもらえるかな」
昌浩を腕の中に収め、背中を優しく叩き浄化していく
暁の痛み、苦しみのが辛い筈なのに人を一番に考えている
「昌浩…昌浩ごめん」
(全てを移しきれなかった)
紅蓮が火達磨にし、昌浩は一息つく
荒々しく呼吸を続ける
「昌浩、こっち見て」
「…暁、」
「頑張ったね…」
優しく背中を撫でた
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