窮奇編2
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木の中に横にならせる
《暁…》
暁は死んだように眠っている
体の中は呪詛がのたうち回り、戦っているのだ
《いつもこいつは無理するな》
《青龍…あぁ》
それから暁は二、三週間近く寝ていた
木の中から顔を出し、出ると
木の周りには暁が知っている式神と神が膝を突いて祈りを捧げている
「何で…?」
《何でじゃありませんよ》
《皆心配で集まってんだ》
「姫、お前は特別な存在なんだよ?少しは体を大事にしておくれ…」
「神さえも凌駕するその力を封印して地上で暮らすなんて…」
「心配してしまいましたよ」
暁はとても優しく笑った
「有難う」
皆が皆真っ赤になった
「本当に有難う。凄く嬉しい…体も楽になったし、こんなに集まってくれて…」
笑みを深くした
「そろそろ戻るね…」
《ダメだ》
「櫂は心配のし過ぎ」
《そうさせてるのはお前だ》
「ふふっ、」
口元を覆い、また笑う
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