窮奇編2
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
障気の強さに瞠目した暁
手に手を重ねる
「汝の痛み、苦しみ我が背負わん」
体のあちこちが痛み出す
「全てはあなたの幸せの為に…」
その直後昌浩と晴明が来た
晴明の顔は驚愕と哀しみ
暁は辛そうな顔をしなかった
人差し指をそっと唇に当てただけ
手を動かすのも辛い
昌浩は彰子を抱き締めていた
「禍つ風を吹き払え 伊吹よ吹きたまえ 」
暁は必死に口を動かし、そう唱えた
凄まじい風が吹き、空気は清々しいものに変わる
暁は体の中にある呪詛を少しでも無くそうと自身の力とぶつけていく
「白虎」
白虎はすぐさま来て、哀し気な顔をする
「運んでくれ…あの世界に。晴明様後は頼みますね。少しの間頼みます。言っている理由わかりますよね、あなたなら」
昌浩を一度見た
晴明はただただ眺めていることしか出来ないのだ
白虎は主の暁を優しく抱き締め、運んだ
くたりと体を預けてくる暁に白虎は静かに涙を零す
.