窮奇編
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目を覚まし、結界を滅し外に出た
「何だあの光と妖気…白虎彼処まで頼む」
《御意》
そう言うと虎に酷似した彪のような生き物へと変わった
その背中に乗り、向かった
近づくにつれ、妖気が肌を刺す
「禮、急いでくれ」
《わかっている》
そう言い速度を上げる
近くに行くと昌浩が何かを呟いているのが見える
(まさか…召喚の?)
そう思い、下に着地すると窮奇に向かって激しい雷光とともに稲妻が天から落ちた
化け物の親玉である窮奇が牙を剥いた
『…おのれぇぇぇ!!』
怒号とともに、窮奇の牙が…
「…っ」
瞼をゆるゆると開ける昌浩と目があった
「何で?」
牙が肩から抜け、それに顔をしかめる
「この怪我は…予想外だな」
肩を押さえ膝をついた
「何で、俺を?」
「人を助けるのに理由は必要ない…さて、掃除するか」
その瞳には炎が宿った
真っ直ぐ窮奇を見ている
「昌浩と同じのやったらお前もつかな?伏して願わくば 来たれ 闇を裂く 光の刃。周囲を白銀に染め上げる 雷の剣よ。電灼光華 急々如律令」
昌浩と同様の技を繰り出す暁
その力の差は歴然だ
「マズい…な。白虎、周りの雑魚の始末を頼む」
《御意》
「騰蛇…昌浩を護ってろ」
「お前その傷」
その声を無視し、立ち上がった
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