窮奇編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
その妖異達を見据えた
『―来たか、方士共!』
「方士…?」
(方士ね、俺は唐の国の術者ではないんだけど)
内心溜息を吐きながら妖異を見る
「で、どうする?これ」
「昌浩と暁は圭子の許に行け。ここは俺が片付ける」
「「わかった」」
騰蛇の炎蛇が放たれ、妖異達が避けたのを見た瞬間駆け出した
『待て!』
「昌浩に触れられると思うなよ?万魔拱服」
周りにいた妖異達が一瞬で塵になった
傾斜を駆けていく
「昌浩、極力力を使うな…。圭子のことは俺に任せろ。一の姫のところに行け」
そう言って、走り圭子の近くに歩み寄った
「呪詛は君自身に返ってくる…そしたら君の思い人とは会えなくなってしまうんだよ?もう呪詛はやめよう?あなたに相応しい人は他に居る。前を向いて歩くことから始めるんだ」
足を踏み出し、北斗を描きながら小さく唱えて進んで行く
「私は今、こんなに幸せなのに、「そんなの幸せじゃない。悲しいだけだよ、家族の方があなたを心配して寝ずに看病しているんだ。もう、家へ帰ろう」」
懐から符を取り出した
優しい笑みで
「清陽は天なり、濁陰は地なり。伏して願わくば、守護諸神、加護哀愍したまえ!急々如律令」
符を放ち、真っ直ぐ圭子を見据える
「もう終わりにしよう。」
そう言って力を爆発させた
.