窮奇編
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暁はもっくんを抱き締め、震えを堪えている
「騰蛇の心をわかってくれる奴はいないのかよ…こんなに苦しんでいるのに、それでも責めて。何も感じていないなんて思って。何で、騰蛇ばかり…責めるんだ」
「それは致し方の無いことなんだ」
顔をバッと上げ、もっくんを睨んだ
「それは断じて違う!!」
瞳は潤み、涙が目尻に溜まっている
「それは違う…だから、そんな顔しないで、よ」
「すまない」
袂で涙を拭き、ギュッと力一杯もっくんを抱き締めた
「必ず、その考え変えてみせる」
そう断言して、もっくんを離した
昌浩は訳が分からず呆然としている
「昌浩、こぼしてる」
「わぁー!」
「あ、そうだ。昌浩、これ」
そう言って先程首に下げておいたモノを取り出す
「勾玉?」
「そう。少なからず、昌浩を護ってくれるはずだ…」
「暁、性別は?」
「良く覚えてたな…もっくんの記憶力怖い」
「暁、答えてよ」
二人に詰め寄られた
「答えないとマズいのか?」
「昌浩が困る」
その言葉に昌浩は慌てふためいている
(余計なこと言うなよ///)
(好きなんだろう?)
(そうだけど…///)
「俺の性別は、もっくんの想像通り…じゃ、俺はこれで」
暁が居なくなった後
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