窮奇編
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ふぅ、と息を吐き出し暗くなった空を見上げた
(此処は居心地が良すぎる…)
暁の為に用意された部屋に行き、狩衣を縫った
(新しいのに替えるか)
縫い終わった狩衣をしまい、新しいのに変えた
狩衣を脱ぐと良く分かる
暁の性別が
(寝よ…)
単衣に着替え、瞼を閉じ眠りについた
だが、芯から眠りについている訳ではない
物音一つや気配を感じるだけで起きてしまう
気を巡らせながら寝ているのだ
朝になり、瞼を開け服を着替えようと努力をする
「んー…眠い。」
顔は朝が苦手で、暁ではないような気がしない
目をパチパチさせながら、頭を覚醒させていく
「…起こしに行くか」
もそっと起き上がり、単衣から狩衣に着替える
まだ寝ぼけた頭で動き、昌浩の部屋に入っていく
「昌浩、起きて?間に合わなくなるよ…」
(清明の孫とは言いたくないし…眠いんだけどな)
グイグイと昌浩の手を引っ張るがなかなか起きない
「昌浩~…俺はもう限界なんだ。もう知らん」
パタッと体を横にし、眠りについた
この後、昌浩が目を覚まし固まった
「えっ、え///?」
掛布一枚の中に暁がいることに昌浩は驚き、顔を赤くしている
寝顔は間近にあり、それを見ながら目を丸くするばかり…
「…暁がなんで此処に居るの///?」
「昌浩をわざわざ起こしに来たんだが、起きなかったから眠くて寝たというわけだ」
「もっくん、知ってるなら何とかしてよ」
「ん…」
ゆっくりと開かれる瞼
瞳が昌浩を捉える
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