窮奇編
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それに安堵の息を漏らした
《主もお休み下さい。寝ていないのですから》
「俺は平気」
庭に出て、屋根に登り空を眺めた
「そろそろ朝餉が終わる頃かな」
《はい》
「じゃ、行く準備するか」
体を伸ばし、彪になった白虎の背中に乗った
「相変わらず毛並み良いなー」
スタッと着地した時に昌浩が駆けてきた
「昌浩、もっくん乗れ。間に合わなくなるぜ」
「え、あ、うん」
「白虎出て。陰陽寮の近くまで」
音も立てず、地を蹴った
「しっかり掴まってないと墜ちるよ」
喋る余裕があるのは暁だけで、もっくんと昌浩は必死そうだ
「白虎、お疲れ様。戻って良いよ」
《御意》
スッーと姿を消し、気配が消えたのを肌で感じ昌浩達を見た
「陰陽寮行くよ?遅れたらまずいだろ」
「!あっ、暁は?」
その言葉に微笑んだ
「んー大丈夫」
印を直ぐに組み、穏形術を使った
「見鬼の才が昌浩ぐらいある人には見えるけど他には見えないから」
「でも、お前が疲れるんじゃないのか」
もっくんの言葉に優しく慈愛のあるような微笑みを浮かべた
「三週間ぐらい平気だから大丈夫だよ」
もっくんを撫で、抱き上げた
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