窮奇編
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平安京に一人の影
その者は式神を数人従えながら突如現れた
「行くよ」
見鬼の才があったとしても見えぬ式神に声をかけた彼の主
《御意》
黙殺しながらもそれに従う者も…
その人物は口元を綻ばせながら式神に触れた
「青龍?」
《2つ名で呼べ。十二神将と被る》
「櫂、どうした?不機嫌だなー今日はヤケに」
《…なんでもない。》
「…櫂」
悲しく呟く声を聞いて顔を上げた
《悪い》
そう言って視線を逸らし、犬のような虎のような姿へと変えた
その大きさはもっくんに酷似している
それを抱き上げ、抱えた
「暫く寝てろ。命令な」
櫂はそう言われ主の腕の中で眠りについた
櫂の毛並みを優しく撫でる
「さぁ、行こうか」
その人物の名は近々わかる
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