#008
夢小説設定
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祀翠の腕に抱きつく灰夜にはぁと溜息を零す洸
「オレのお姫様は……そんなに困らせたいのかねぇ……」
目元がひくつく洸の瞳は嫉妬をうつす
今までのように隠すことなどしない
じっと灰夜を見れば徐に振り返り目が合う
舌をべっと出して挑発してくる姿に髪をガシガシとかき、自分が折れる他ない
ぷいっとそっぽを向かれて傷ついている自分がいるのだから
「祀翠と焔緋はこれから沢山の時間をかけてお互いを理解し合わないとね……視えることが全てじゃないから、視えたとしても疑問をもったら言葉にして聞いたらいいよ、焔緋もそれに答えてくれる」
「僕も頑張るよ、視えることで安心してたんだ……視えないと不安で……」
「んーじゃあ、私は視える?」
それに首を振る祀翠
「でも灰夜は表情を見たら分かりやすいから、視えなくても伝わってくる……また灰夜が幸せそうで僕は安心したよ」
その言葉に頬を赤くして微笑む灰夜
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