訝しげな顔をして白銀を横目で睨み言い放つ




「拒絶…だろ。」




その言葉に反論すらできない雰囲気をルルが壊し、先を急ぐように促した





だが、額に焔緋の印のついたコクチが
行かせないというように待っていた




「へぇ？肩慣らしにはなるかしら？」




余裕そうに微笑む灰夜





大量のコクチが現れてしまい、皆が散り散りになってしまった




「ゆっくり探しながら向かいましょう。まずは洸を、探さなければね……」




現状灰夜は1人である




歩みをただひたすら進めていくが、誰も見当たらない




「瀏黒…ちゃんとあなたの望む形に終わらせられれば、それで私は幸せよ…」




優しく微笑む灰夜は、ピタリと足を止めしゃがみこむ




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