#005
夢小説設定
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白銀は闇夜の手を引いた
「ッ!!」
瞼を強く閉じ、唇にあたる感触に瞼を開けた
目を見開き、力一杯押した
「酷いですね。そんなに嫌がらないで下さいよ」
「俺の心をかき回さないでくれよ…」
「嫌です。」
そう言ってまた唇を重ねてくる白銀
「お願い、止めて」
涙を流す闇夜の頬に優しく触れ撫でた
とても愛おしそうな表情の白銀
「本当に、ごめんなさい。劉黒以外を好きにはなれない…」
涙を流し謝る姿は、とても美しく見るもの全てを魅了している
「…知ってる、でも諦めねェ」
それだけ言って白銀は名残惜しそうに、手を引っ込め去った
闇夜は生気のない表情
口元は劉黒…そう動いている
劉黒しか愛さない
劉黒しか愛せない
劉黒以外いらない
もう一度触れたい
でも触れることが出来ない
もう一度話したい
でももう話せない
もう一度、もう一度
でも、それはもう
叶わない
願い――――
想い――――
だから、
前に進むしか
方法が無い
.