#005
夢小説設定
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視線が絡まることは無い
「ハァー。無理すんな。これ鉄則…もう、死別なんて誰ともしたくない。だから、無理禁止」
強い眼差しを洸にぶつける
「これが言いたくて此処に来たんだよ。本当に、無理しないでくれ。」
洸の頬に触れ、切実な思いを訴える
その手に、手を重ねた洸
「闇夜はどうして俺に優しくするの?闇夜が好きなのは劉黒でしょ!」
「劉黒とは意味が違うけど、洸も好きよ。好きじゃなかったら失って辛いなんて言わないわ…」
「闇夜の好きと俺の好きは違う」
「どういう「こういうこと」」
洸は闇夜の顎を掬い、唇を重ねた
「ちょ…こ、う。離しなさい!」
胸板を押し、離れようとする
「洸、やめて」
瞳を合わせ、力強く言い放つ
洸は手に力を入れ、一歩後ろに後退すると踵を返した
「洸。今日は赦しても次は無いわ、覚えておいて。」
髪を撫でて闇夜は出て行った
「洸、どうして…」
そう何度も口にした
悲痛な声で
何度も何度も…
「劉黒…私、どうすれば良いの?私が想ってるのは劉黒だけ」
月を見ながら呟く姿は、儚げで哀愁が漂っているように見える
月に手を伸ばそうとしたが、力を入れて引っ込めた
グッと下唇を噛み締めて
「迷う必要は無い。私は私を信じて進むだけ…それだけよ」
立ち上がり、白銀と昶のところへ向かう
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