#005
夢小説設定
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ゆっくり離れる闇夜
「ご飯作ってくるねー。」
超御機嫌な洸に闇夜は首を傾ける
「そろそろ、俺のことを話さないといけない時だから…ちゃんと聞いてね」
「あ゛ぁ」
少しイラついた声音
「何怒ってるのか知らないけど…。影と光の世界までは判るよな?」
「あぁ」
「俺の場合はどちらでもあってどちらでもない。光と影の間の人だ」
一拍置き、また話し出す
「それを灰世界と私は呼ぶ。そしてそこの王妃…灰色の王妃こそが私。でも、劉黒が殺され私は逃げた。焔緋のモノには絶対死んでもなりたくなかったから…そしてバランスがとれなくなり、尚且つ私が消えた。劉黒を置いて逃げた。それは変えられない事実…どんなことがあっても」
ソファーから立ち、昶の前に立った
「今度こそ、貴方を護る…貴方が死ぬなら共に。いつまでも傍に居ることを誓います。今は劉黒の因子を継ぐ貴方の傍に…例え誰が反対しようとも」
昶の額に唇を落とし、微笑んだ
「よろしくね。昶」
「あぁ///劉黒と闇夜ってどんな関係だったんだ?」
「恋人よ…」
そう言った闇夜の顔はとても哀しそうだった
「私の話はこれで終わり。貴方が覚醒すれば思い出すでしょう…それを待つ」
踵を返し、ソファーに座った
「出来たよー」
「今、行く」
立ち上がり、洸が消えた方へと向かう
「洸、有難う。」
「いいえv」
「美味しそう。行きましょうか」
「少し疲れてるね」
「そう?大丈夫だよ」
「ちゃんと休んでよ?」
「判ってる。昶達に心配かけたくない…これは秘密ね」
洸の唇の前に人差し指をあて、微笑んだ
皿を持ち、運ぶ
もぐもぐしながら進む闇夜
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