#005
夢小説設定
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邪魔され、澤木が来て帰るのに時間がかかっているようだ
「洸、遅いわね」
「覚醒したんですか?」
「一時よ。無理矢理かしら?まだもう少しかかる…救いたいという気持ちが勝ったの」
風に揺れる銀髪に、優しい色の灰の瞳
「もう戻ってしまうけれど、まだ覚醒の時じゃないから…」
柔らかい物腰で昶の前に立った
「違う名前で呼ぶことを赦してね。劉黒、愛してるわ。貴方だけをずっと…劉黒」
「灰夜…」
当たり前のように名前が口から出て昶自身驚いている
「何でだ?今…」
光から洸に抱えられた賢吾が戻ってきた
「もう時間が無いわね…洸、力になれたかしら」
「凄く、あんまり力使わなくて済んだしね」
「そう、なら良かったわ…洸、今度この姿で会うのは覚醒後だと思うわ。その時まで、元気にしてるのよ。意識は一緒だから、元気にしてなかったら滅多打ちにするからね」
「俺はいつも元気だよ」
「だと、良いけど。そろそろ時間だわ…また封印される」
昶の方を向き、頬に手を添えた
「今からすること、赦してね?」
優しく唇を重ねた
「劉黒、愛してるわ。さよなら」
瞼を閉じた闇夜
銀髪の髪が一瞬で金髪に変わった
ゆっくり瞼を開け、昶を見ると顔が赤く違う方向を見ている
「昶、ごめんね?嫌だったでしょ」
「嫌…その別に…嫌って、わけじゃねェ///」
「有難う。でも、ごめんなさい…昶がその…初めてだったら、かなり悪いことをした、から」
カァッと昶の顔が赤くなる
「別に良いから、気にすんじゃねェ///」
背を向けながら言う昶
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