#005
夢小説設定
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そして中に進んでいく
綻びがあり、闇夜は深く息を吐いた
安堵の息を
賢吾が綻びの前に座ると、綻びが波をうち賢吾に向かって手が伸びる
そのまま連れて行かれた
賢吾を飲み込まれると、綻びが消えた
影がそこにたっている
「鏡より零れ落ちたる者よ 相容れぬ地にて 庇護求め 加護求め されば偽りを以て絡めとらん 欺絡鏡」
白銀が賢吾の影の確保を行ったお陰で少しだけ時間に猶予が出来た
だが、それでも時間は限られている
こうしている間にも少しずつ時間が減っていく
洸が影世界へ行くと言い、それに昶が連れて行って欲しいと言うがそれは危ないと云うと納得したようだ
「我は鍵持つる光の守人 対を分かつ扉 その道僅かばかり指示せ 開錠」
その中へと入っていく
「御武運を」
そう静かに言う闇夜
少しずつ少しずつ浸食が始まっている
そしてとうとう浸食されきった
(また、救えない?また失う?そんなの、)
「そんなのお断りよ!!」
欺絡鏡に手を当てる
「一時の覚醒で出来るかしらね…」
「何をするんですか?」
「後で話しましょう」
そう言って瞼を閉じる
「私の名は灰夜 灰世界の王妃の願いを聞き入れろ 彼の者の闇を取り払え その闇を無に返せ 暫くの間影世界への移住を許可する 」
皮膚を斬るとその血がその欺絡鏡の周りに結界を作った
スゥーと蓄積されていた闇がなくなり、元の白い肌に戻った
影の世界では
「何でこいつ元に戻ってんだよ!!」
「灰夜だね…覚醒したのかな?俺等帰る」
そう言って賢吾を抱え、元の世界へと戻っていくはずだったが
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