#003
夢小説設定
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焔緋はイライラが頂点に達しそうだ
手に入れたい女が他者の頬にキスをしたり、抱き締め合っているから
それは昶にもある気持ちに酷似しているだろう
「早く覚醒しないとね…」
その呟きは空へと消えた
(後々こんな風に足を引っ張るなんて浅はかなことをしたわね…)
暗い表情でそんなことを思いながら、闘いを見た
「白銀、私は手を出さない方が良いんでしょ?私がやりたいと言っても」
「倒れないという条件付きで」
「氷を溶かすぐらいしか出来ないわね。まぁ、今日は白銀の気持ちをくんであげるわ」
そう言って軽い足取りで白銀の横に立った
「万物に逆らい万物を利用する者よ その氷を溶かし 全てを無に返せ 氷の力を無に 灰世界の王妃である私が今一時だけそれを許可する 氷結排除」
そう言うと周りに飛んでいた氷が全て消えた
否
この無装擬界から消え去ったのだ
氷が武器だったその子はとても不利だ
「まだ余裕がありそうね」
そう言った刹那、手を向け一気に力を出した
それは右肩に深い傷を負わせるには充分すぎる程だった
「焔緋どうするの?その子を見殺しにする?それとも私達と戦う?それよりも、気分が悪いので帰って欲しいわ。顔も見たくないもの」
「どうやら王妃に嫌われたようだな…余は好きだ。今日は戻ろう。王妃からの頼みだ。くだらぬ茶番だが無いよりマシだろう?余の為に踊り…あがきそして死ね。それまではせいぜい愉しませてもらおうか白銀」
そして消えた
「やっと帰ったね」
「一番気になってんのは闇夜、いきなり喋り方変わったな」
「こっちが素と言っても正しいわね。というより今弱ってるから余計ね。明日になれば戻るから平気よ」
ポンポンと頭を叩き、安心させるように笑顔を見せた
そのせいもあってか余計に安心し今までの恐怖心が襲ってきた
ガタガタと震え出す三人
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