#003
夢小説設定
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昶の覚悟の形
それをどう活かすかは昶次第
「お前にはイイ感じにハラ立ってんだ…本気でブン殴ってやるよ」
「――く…ッはっ…はははははは」
「――…」
「ははッ!!!おもしろい…ならば余を楽しませろ。相手は用意してやろう」
そう言うと焔緋の左腕からはコクチが大量に出てきた
「…ッ!!!」
「チッ、面倒くさいな」
悪態を吐く闇夜
そんな時、後ろから一般の人間の声が聞こえた
その声は明らかに近付いて来ているのがわかる
「渇える唯一世界よ。我が源は二重螺旋、二重螺旋は祖を成す力。血は汐を満たす贄となり供物となり無の地をただただ望まん。無装擬界」
その言葉が終わると一般人の声が聞こえなくなり、遮断された
「ここにはもう君達しかいないよ。周囲一帯にあったものを全部複製して作った閉鎖空間に君達だけ移ってもらったからね。一般の人達はなるべく巻き込まれないようにしないとね」
「「あ…!」」
「ほう…」
「これでおもいっきり暴れても大丈夫だよ」
「ですがm「マスター!何考えてその術式やってんだ?あ゛ぁ?」」
「いやいや大丈夫だよ―…」
「久しいな。我妻秋一だったか?今はその体でこれだけ大がかりな術式を組み上げるとは…さすがといった所か…だが…その術式の発動の負荷を受けては…さすがのそなたも戦えまい?」
直ぐ後ろまでコクチが走ってきている
「我の力を糧に万物から護る結界を 彼の者に施せ 全てから護る結界を 結!」
マスターに手をかざし、結界を張った
「マスターは此処に居てくれよ?失いたくないから…」
頬から手を外し、踵を返した
一番負荷を受けているのは闇夜だ
(完全に覚醒出来てないのか。それを望んだのは俺だから致し方ないな)
「コクチ、ウゼェ」
手を横に薙ぎ払う動作をすると周りのコクチは一掃された
少し震える手に力を込める
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